「金利ある世界」移行で株価上昇、なお上値余地ある金融株
これまで貸出金利がほぼゼロの中、便利で手数料などが割安のネット銀行が人気に(イメージ写真:Suriyawut Suriya/PIXTA)
日本銀行がマイナス金利解除へ金融政策を変更して以降、日本は長く続いたゼロ金利の状況から金利が上昇する世界へと移行し始めているようです。2013年以来11年ぶりに、国内の長期金利が一時1%をつけました。 1%と言ってもほぼゼロのようなものなのか、超低金利の世の中でしか生活したことがない人が多いでしょうから、金利上昇と言われても、いまひとつピンとこないのかもしれません。 預金金利についてはしばらく変化はないと思われます。金利上昇の影響を最も受けるのは、住宅ローンをはじめとした貸出金利の上昇でしょう。 過去十数年、貸出金利もほぼゼロ金利のような状況が続いてきましたから、できるだけ低金利で借りるのがオトクというのが常識でした。しかし、貸出金利が今後上昇するような状況になれば、現在借りているローンにも影響を及ぼしますから、金利が今後どういった動きになるのかは興味深いところです。
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横山 利香