【秘話】父“ヒゲの殿下”から受け継ぐバトン 彬子さま単独インタビューで語る父の言葉「オックスフォードに行くんだ」
11年前は座れなかった”父の席”「バトンを受け継いだありがたさと畏れ多さ」
11年前のインタビューの際は、生前寬仁さまが座っていらした椅子を見つめ、「この席は父がいつも座られていて、なかなか座る気持ちになれなくて」とおっしゃっていた。 父の死を受け止めきれず、涙がこみあげる一方、在りし日の”トモさん”のエピソードに話題が及ぶと、彬子さまも記者も思わずクスっと笑いがこぼれる場面もあった。 あれから11年。大変なこともたくさんあり、乗り越えて来られたであろう彬子さまは、寬仁さまの椅子に座り、終始自然な笑顔で思いを語られていた。 彬子さまのお話はご著書同様に、多様なエピソードとユーモアに富み、マイクに不要な声が入らないよう、記者もカメラマンも必死で笑いをのみ込んでいた。 寬仁さまから受け継いだ様々な行事と、彬子さまならではの活動に取り組まれる多忙な日々。1時間に及ぶインタビューの最後、彬子さまは今の心境をこう明かされた。 「皇族であることの重みは、歳を重ねるごとにより強く感じるようになったというところがございます」「バトンを引き継がせていただいていることのありがたさと畏れ多さをより強く感じるようになり、しっかり受け止めて伝えていかなければいけないと日々感じるようになった気が致します」
宮﨑千歳