中元商戦スタート 大阪エリア一番乗りの近鉄百貨店 「特別感」満たすギフトを充実
近鉄百貨店は5月15日、中元ギフトセンターを立ち上げた。在阪百貨店のトップバッターとして、あべのハルカス近鉄本店ほか6店舗を皮切りに、各店で順次スタートする。 本店ギフトセンターでは8月2日までの80日間、約1500点を販売。法人需要が縮小するなか個人需要を取り込み、ギフト売上は前年並みを目指す。オープン前には浴衣と法被を着た従業員が揃い、こぶしをあげて「がんばろう!」と気合を入れた。 今シーズンの市場傾向について、北村真一・営業政策本部商品政策推進部課長は、「カジュアルやパーソナルギフトは年々増加傾向にあり、中元だけでなく手土産やあいさつとして、贈る相手に寄り添った『特別感』のあるアイテムの人気が高まっている」と説明した。 そこでバイヤーが全国各地の美味しいグルメを厳選した「美味彩々」商品を、昨年比3倍の23品目に拡大。あべのハルカス10周年を記念した、限定パッケージの洋菓子ギフトなども取り揃えた。 また1月の能登半島地震を受けて、北陸エリアの特産品を集めた「北陸特集」を、本カタログや自家需要カタログで同時展開して、売上の一部を被災地に寄付する。このほか自家用品で「ローリングストック特集」を展開。「長持ちして美味しく気軽にストックできる商材を提案強化した」(同)。