真剣な表情で選手の練習を見る野球日本代表の井端監督

　「ラグザス　presents　第3回　プレミア12」（9～24日）に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合・チェコ戦が、9日にバンテリンドームナゴヤで行われる。 　いよいよ、決戦の地・名古屋で本番への総仕上げに入る。チェコ戦へ向けた前日会見で、井端弘和監督は「本大会のプレミア12まで2試合しかない。この2試合を有意義に過ごしていきたい。投手も野手も、状態を上げるのが最優先。しっかりチームの状態を見極めて本大会へ進めていけたらいい」と表情を引き締めた。 　待望の男たちもやってきた。この日からDeNA・桑原ら日本シリーズに出場していた4人が合流。「（チームが）一気にガラッと変わるんじゃないか」と指揮官が話していたように、全員がそろいチームの雰囲気もさらに臨戦モードになってきた。4人のチェコ戦での起用については「しっかり話し合ってから」と状態を見極めてから最終決定するが、この2日間でグッと戦う態勢になっていくのは間違いない。 　初代表が13人と若い選手が多いチームに向け、こんなメッセージも発した。「とにかく初戦に向けて、自分の気持ちが負けないように、前向きになるような形で入ってもらえばいい」。チームの態勢も、個々の気持ちも整え、本番へ向かっていく。