「良い頑張りをしよう」“割り切り”と“集中”でシュライカー大阪が3試合ぶりの勝ち点3獲得!|フットサル
【Fリーグ】Y.S.C.C.横浜 3-4 シュライカー大阪(11月17日/バルドラール浦安アリーナ) 【映像】「これは止められない!」元ブラジル代表・脅威の弾丸シュートの瞬間 11月17日、バルドラール浦安アリーナにてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第15節が行われ、Y.S.C.C.横浜とシュライカー大阪が対戦。大阪は4-3で勝利を収めた。 大阪は開始3分に西川尊のゴールで先制したものの、5分、15分に失点して逆転を許す。しかし、第1ピリオド残り8秒で安彦憲史郎が決めて同点として試合を折り返した。 第2ピリオドは守りに回る場面が増えたなかで耐え抜くと、35分に清水寛治が強烈な一撃を決めて勝ち越しに成功した。その後、37分に再び追いつかれたが、チャンスはすぐに訪れた。39分にゴール前の決定機を生み出し、清水がフィニッシュを放った際に、相手にハンドがありPKを獲得。これを加藤翼が確実に決めて4-3で競り勝った。 試合後、大阪の高橋優介監督とキャプテンの加藤未渚実が記者会見に出席した。
出場時間が少ない選手も持てる力を出した
●高橋優介監督|シュライカー大阪 ──今日の試合を振り返って。 中断明け以降、うまくいかないことが続いているなかで、順位が近い相手とのゲームでしたし、勝ちたい試合、勝ち点3を目指すことは譲れない試合でした。ただ、チームの現状は怪我人も多く、体調不良の選手などを含め、(FPが)12人に満たない状況になるかもしれない一週間を過ごしていました。 それでも、今いるメンバーで、あまり出場機会がない選手であっても持てる力を出していこうと戦い、結果的にはそうした部分を出せて良かったです。 ──若い選手はまさにうまさを感じる一方で、ゴール前までの流れが良くても、シュートを打つか打たないかの場面で消極的な判断など、わずかに遅れることもあるように見えました。どのように感じていますか? 2つに分けて話す必要があります。ゴール前に侵入してフィニッシュにいくまでの過程と、そのフィニッシュです。過程としては、中断明け以降はすごくいいと思っています。しながわ戦でもスコアこそ引き離されたものの、その部分については悲観していません。 ただし、最後のエリア内での攻防には課題があります。自陣ゴール前で体を張れない。相手ゴール前で決断できない。そこがまさにフィニッシュに関わる部分です。勝ち点を取れていないとなかなか積極的になれないこともありますが、ゴール前での強制力を上げる練習もしています。「タレント」という言葉に逃げたくないので、向き合っています。その反面、(フットサルは)1-0でも勝てる。その意味では予想していたよりも失点数が多いので改善しないといけないとところとして取り組んでいます。 ──第1ピリオド残り8秒で追いついて折り返しました。第2ピリオドはより攻めの姿勢を見せて、早めの交代をしていた印象です。ハーフタイムではどんな話をしたのでしょうか? 今日はメモを取らなかったのですが……ハーフタイムでは、僕からは最初には言いません。選手との問答の中で改善点などを聞いて、それらをまとめてこちらから提示するイメージです。局面としては、トランディションの3対2で点が取れなかったことや、ハーフでの守備で、頑張らなくていいところで頑張ってしまうことがありました。 そこはステップワークなどにも関わってきますが、どこの局面でも100%、常にベストの力でやる必要はないと、個人的には考えています。気持ちが乗り過ぎてしまうというか、割り切るところは割り切ることも大事です。 ただし、そこで割り切りすぎると、(相手に余裕を与えて)GKを活用されてしまうので、どこに焦点を当てようかという部分と、守備で積極的に上げていこうとは話しました。気持ちの部分では、どこで頑張るか。「良い頑張りをしよう」と。それに、トランディションの強度の使い分けと、攻撃面でのセットプレーも整理しました。
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