青学大が史上5校目の大学4冠達成 安藤監督「扉をこじ開けてつかみ取ってくれた学生に感謝です」/神宮大会
明治神宮野球大会最終日(25日、青学大7-3創価大、神宮)大学の部決勝が行われ、青学大が創価大を下し、初優勝を飾った。春秋のリーグ戦、6月の全日本大学野球選手権に続き、2008年の東洋大以来、史上5校目の「大学4冠」を達成した。 青学大は一回から攻勢を仕掛け、1死満塁で5番・中田達也外野手(3年、星稜高)が右翼席に大学の部決勝戦では初となる満塁弾。三回には無死一塁から、4番・青山達史外野手(1年、智弁和歌山高)が中堅へ適時三塁打を放つなど2得点で試合の主導権を完全に握った。 今大会の青学大は、ロッテ1位指名の西川史礁(みしょう)外野手(4年、龍谷大平安高)が右手人さし指の骨折により、スタメン出場がなかった。さらに、広島1位指名を受けた主将の佐々木泰内野手(4年、県岐阜商高)も22日の福岡大(福岡)戦で守備の際に左肩を脱臼。その後はベンチ入りするも出場機会がなかった。 主力を欠く中で、一枚岩となりつかみ取った大学4冠の栄光。安藤寧則監督は「今まで神宮大会で優勝したことがなく、昨年も4冠に王手をかけて(慶大に)決勝で敗れた。今年は扉をこじ開けてつかみ取ってくれた学生に感謝です。有終の美を飾れたということは、チーム一枚岩となってそれぞれがしっかり頑張ってこれたことがこの結果になった。4年生には感謝です」と涙を見せた。