衆議院が先ほど解散し、１０月１５日公示、２７日投開票の日程で総選挙が行われることが決まりました。熊本県民、そして、衆院選に向けて事実上の選挙戦に突入した県内の各政党の反応です。 【前田 美沙希 記者】 「衆議院解散を受け、熊本県民はどのように考えているのでしょうか？ 街の声を聞きました」 【５０代】 「もっと石破首相の話を聞いて、討論してから解散していただきたかった」 【２０代】 「『戦後最短の解散』という記事を見た。ずっと給料が上がらないのに、税金は上がる状況が続いている状況だと思うので、負担が少しでも少なくなるような政策を取ってほしい」 【４０代】 「やっぱり若い人たちが未来に（希望を）持てるように。子育てもそうだし社会保険や年金にしても」 【７０代】 「大いに政治が変わってほしい。自分たちの国は自分でつくるという考え方を持った人に当選してほしい」 【１０代】 「その人が得意な分野だけではなく、それだけだと他はどうなるの？と思うからいろいろな面に言及している方がいいかな」 【２０代】 「いろいろな視点で話してくれる人の方が（若者には）分かりやすい」 【６０代】 「今、物価高だから安定して生活がしやすくなったらいいなと思う」 衆議院の解散の様子をテレビで見守った自民党県連の前川 收 会長は。 【自民党県連　前川 收 会長】 「いよいよ選挙が始まるということの覚悟を新たにしたという感じ。衆議院議員１区から４区まで自民党が持っているので、この４人を必ず当選させるのが私たちの使命。大変厳しい戦いだと思っている。しっかり私たちの主張をちゃんとしていくということ。誰が地域にとって必要か、どの政党が我が国にとって必要なのか、どの政権が必要なのか、しっかりと真正面から訴えていく戦いにしたい」 一方、公明党県本部の城下 広作 代表は「熾烈な戦いが始まる。党としては九州で持つ４議席の死守が目標。県内では比例票で１４万票の獲得を目指し、自民党と協力して結果を出したい」と述べました。 一方、県内で候補者のすみわけを行う立憲民主党と共産党、社民党の県組織などが９日、合同で演説会を開き、解散に踏み切った石破総理を一斉に批判。衆院選での政権交代を訴えました。 【立憲民主党県連　鎌田 聡 代表】 「裏金議員をどうするかだけの茶番劇で終わりにさせて、さっさと解散して裏金問題をなきものにしていこうという姿勢は許すわけにはいかない。最短で衆議院が解散されるのであれば、私たちは力を結集して石破総理を歴代最短の総理大臣にするために政権を変えていかなければならない」 【共産党県委員会　松岡 勝 委員長】 「あまりにも石破首相のブレブレ二枚舌がひどすぎる。もうこの人の言っていること、何を信用していいのか。今度の総選挙で大軍拡をストップさせる。そのために野党に、皆さんの大きな支援と協力をお願いしたい」 【社民党県連合　今泉 克己 代表】 「〈我が国のこの社会の民主主義が破壊されようとしている〉と市民に訴えたい。争点をあいまいにして自分の一番やりたいことを覆い隠して解散に打って出る、こんな暴挙は許されない」 一方、日本維新の会熊本県総支部の井上 英孝 代表は今回の解散について「急いで解散をしたい自民党の党利党略のための解散」と批判し、「日本維新の会は『政治と金』について有言実行でやってきた政党。その良さを選挙戦で訴えたい」とコメントしました。 また、参政党県連の高井 千歳 会長は「能登半島の復興に向けた補正予算を組んで解散するべきだった。国民の生活よりも政局のための解散。参政党は、国民の暮らしに寄り添った政党であると訴えていきたい」としています。 第５０回衆議院議員選挙は今月１５日公示、２７日投開票です。