【世界で活躍する日本人ダンサー】「自分の命と彼との関係、どちらが大切?」と問われた過去も…Maasa Ishiharaが語る心と体のバランス
Maasa Ishiharaさんは、世界的なアーティストであるジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなどとステージを共にする、国際的に活躍するダンサー。 【写真】“心の健康”を手に入れた、日本人ダンサー・Maasa Ishiharaの現在の姿 彼女のパフォーマンスは、観る者の心を掴むだけでなく、内面の強さやメンタルヘルスへの取り組みからも深いインスピレーションを与えてくれる。そんな彼女が自分自身を大切にし、メンタルヘルスを重視することが、どれほど重要かを語ってくれた。
自分に嘘をつかない生き方
Maasaさんは、岡山の田舎町で育ち、小学生の頃からダンスに没頭。ダンスから離れた時期もあったが、東京やアメリカでの経験を経て、ダンスへの情熱がさらに深まった。しかし、彼女は自分自身を作り上げたという感覚はあまりなく、むしろ「その時々に自分に嘘をつかずに生きてきた結果、今の自分がある」と振り返る。 どんなに成功を収めたとしても、自分の心の声に忠実であり続けることが、真の自信や強さにつながると語ってくれた。「常に、自分が信じた道を選んできました。その過程で失敗もしましたが、そこから学び、成長することができました。自分に嘘をつかずに生きることが、自分を大切にする第一歩だと感じています」
メンタルヘルスへの意識とその重要性
コロナ禍で初めて自分を見つめ直す時間を持ち、メンタルヘルスの重要性に気づいたのだとか。それまでノンストップで仕事を続けていた彼女が、初めて立ち止まり、自分自身と向き合った。その過程で、自分を見失う危機に直面し、カウンセラーの助けを借りながら、自分の命をどう大切にするかを真剣に考えていったそう。 その時期に付き合っていた彼との関係は、彼女にとって非常に大切なものだったけれど、同時に彼女のメンタルヘルスに大きな影響を与えた。彼女は、その関係が次第に自分自身を追い詰めていることに気づき、最終的には別れる決断。「その時、カウンセラーに『自分の命と彼との関係、どちらが大切か?』と問われたことがありました。もちろん自分の命が大切だと答えましたが、行動に移すのは簡単ではありませんでした。最終的に、自分を一番に大切にすることが必要だと痛感しました」 彼女は、自分自身をケアし、優しくすることが、他者への本当の優しさにつながると学んだ。この経験を通じて、彼女は自分の心と体を見つめ直し、より強くなるための道を歩み始めたのだとか。 「心のケアは、髪や肌のケアと同じくらい重要です。でも、それが一番後回しにされがちなんです。自分の心の状態に気づき、それをケアすることは、他の誰かに優しくするための第一歩です」 自分自身を大切にすることが、他者への優しさや思いやりにつながると何度も強調する。彼女の言葉は、多くの女性たちが抱えるプレッシャーやストレスを軽減し、自分を労わることの大切さを再認識させてくれる。