チリの寿司レストラン 6年間で7割増の5200店に拡大 個人店中心の展開
南米チリの寿司レストランの店舗数は2024年に5183店と、6年前から約1・7倍に伸びた。現地の経済紙が昨年12月に発表し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が同月、ビジネス短信で伝えた。
ジェトロによると、チリは巻き寿司が主流で、具材はサーモンやエビをはじめとした魚介類、クリームチーズ、アボカドなどが用いられることが多い。ファストフードから高級レストランまでさまざまな店舗が提供し、幅広い価格帯で取り扱われている。
チリの寿司レストラン業界はチェーン店が市場を独占しているわけではなく、四大寿司チェーン「ニウ・スシ」「カミ・スシ」「スシ・ブルース」「サクラ」の店舗数を合計しても業界全体のわずか2・8%にすぎないという。チリでは個人経営を含め多様な寿司レストランが経営されている状況だ。