「プラスアルファの力が出た」田中希実「自分自身の走りに集中したい」ドルーリー朱瑛里らが女子1500メートル予選突破【陸上日本選手権】
◆陸上 日本選手権(27日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム) 7月に開幕するパリ五輪の代表選考会を兼ねて行われ、女子1500メートルの予選に今大会は3種目に出場する田中希実(ニューバランス)が登場。2組で走り4分8秒16の1位で決勝に進んだ。五輪の参加標準記録(4分2秒50)を突破した上で、今大会で優勝すれば代表入りが決定する。既に5000メートルではパリ五輪代表を決めている。 ■ピンクのユニフォームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 序盤は集団の後方で走行してじわり首位に立つと、残り1周で一気にスパートした。田中は「序盤は無理せずいった。他の選手と走ることでプラスアルファの力が出た」と振り返った。 ドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)は1組でスタートし4分16秒69の6位で、こちらも決勝進出を決めた。序盤は2位付近を走行し後半も粘った。「予選からしっかり6番以内に入ることを目標にしていたので良かった」とうなずいた。田中とも同走する決勝については「そういう機会を大切にしながら、自分自身の走りに集中したい」と意気込んだ。 決勝は28日19時45分開始予定。
西日本新聞社