山城、城下まち歩き堪能を 9月14日、高浜皮切りに各地開催
北陸新幹線福井県内開業を記念し、10月に福井市の福井城址(じょうし)周辺で開かれる「越前若狭お城フェス2024」に合わせ、「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会は9~11月、山城跡の現地見学会や城下まち歩きイベントを県内各地で展開する。10月上旬までの4回分の参加者を募っている。 県内初の本格的な城関連イベントとなる「お城フェス」を機に、地元市町や関係団体と連携し、県内に残る城や城跡とその歴史・文化を体感してもらい、観光や周遊につなげる。 キックオフとして9月14日、高浜町にあった県内最大規模の山城「砕導山(さいちやま)城」の遺構を巡るツアーを実施。東西約900メートル、南北約500メートルの区域に、曲輪や堀切、土橋などが良好な状態で多数保存されている。 同21日は、今年が生誕500年に当たる戦国武将、金森長近が築いた越前大野城と現在の大野市街地の礎となった城下町の跡をたどる。同23日は小浜市の後瀬山城跡を舞台に、石垣が残る本丸跡や尾根伝いに続く曲輪群、北側の山麓の居館跡などを回る。 10月6日は、若狭町の熊川宿の催し「熊川いっぷく時代村」に合わせ、山城や宿場町を紹介している「若狭鯖街道熊川宿資料館(宿場館)」を無料開放。地元ガイドが随時解説するほか、山城跡に登った人には記念品を贈る。 9月のイベントの詳細や申し込みは、それぞれの専用フォームから。問い合わせは、ふくい城巡りプロジェクト事務局(福井新聞社クロスメディアビジネス局内)=電話0776(43)3004(平日午前9時半~午後5時半)。メールアドレスはfukui.shiromeguri@gmail.com