「2人が車にひかれた」ナンバーや特徴一致、衝突痕ある車発見…乗っていた男から基準値7倍のアルコール
福岡県警中央署は18日、福岡市西区、自称会社員の男(29)を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。直前に同市中央区で起きたひき逃げ事件の現場から逃走した車と、男の車の特徴やナンバーなどが一致しており、関与を調べている。 【図表】アルコール分解(約3~4時間)の目安…ビールなら500ミリ・リットル
発表では、男は同日午前1時頃、同区平尾浄水町の路上で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。基準値の約7倍のアルコール分が検出され、「居酒屋でビールを2~5杯飲み、帰宅中だった」と容疑を認めている。
約10分前に約1・5キロ離れた同区今泉の横断歩道で「2人が車にひかれた」と110番があり、署員が目撃情報とナンバーや特徴が一致し、衝突痕のある車を発見。乗っていた男から酒の臭いがしたため、飲酒検知した。ひかれた30歳代男性2人はあばら骨を折るなどしており、同署は道交法違反(ひき逃げ)容疑などでも調べる。