【美肌の湯】嬉野温泉で「入湯税」引き上げと「宿泊税」導入を議論 検討委の初会合では慎重な意見 市は前向き…どうなる 佐賀
観光振興などを図るための入湯税の引き上げは、旅館にとってもメリットがありそうですが。 ■北川 社長 「すべてが観光のために使われているわけではないです。徴収するなら、財源は100%観光のために使うのであれば検討の余地があるのではないか。お客様から預かっているお金で、旅館には1円も入りませんので、そこはシビアな目で見ていかないといけないのかなと思います。」
嬉野市の場合、入湯税のうち、観光振興のために使われているのは半分で、残り半分は環境衛生施設の整備や消防施設の整備などに使われています。
宿泊税や入湯税を巡っては、全国的にも議論になっています。9日には仙台市で、宿泊税の導入をめぐり前向きな市と、慎重な議会側で論戦が繰り広げられました。 同じように導入を検討している宮城県では、温泉旅館組合が「宿泊者の税負担感が高まり、客足が遠のく」として導入に反対しています。
新たな税の導入や引き上げが検討されていることに、嬉野温泉を訪れていた観光客は。 ■和歌山から訪れた人 「観光客としては充実する方がありがたい。」 ■福岡から訪れた人 「 宿泊費と入湯税が別であるので二重払いしているみたいな感じ。それを上げるとなると、どうかなとは思う。」 新たな税の導入は利用客にとって新たな負担となるだけに、自治体側は、その使い道を丁寧に説明する必要があります。