【中日】井上監督 一軍キャンプ〝日替わりキャプテン構想〟の効用「考え方とか姿勢が垣間見えてくる」
中日・井上一樹監督(53)が来年2月の沖縄キャンプでの〝日替わりキャプテン構想〟を温めている。 中日は現在、チームのキャプテンは置いていない。このオフから藤嶋が柳に代わって新選手会長となっており「何か選手で話をしておけよというようなことは、藤島が選手会長になったのであいつに注文をつければいいのかな」と任せるつもりでいる。その上で「ちょっと考えてるのは以前、阪神のときにもやらせてもらったんですけど、(キャンプでは)一日一日キャプテンを変えていくっていうのとか。あと、(練習前に)集合した時に自分のモットーだったり、今年の目標、自己PRなどをみんなの前で話をさせる。そういったこともやっていった方がいいかなと思っています」というプランを明かした。 選手にみんなの前で話をさせることは二軍監督時代も行っていたが、来年の一軍キャンプでも導入するつもり。「その人間の考え方とかモチベーション、野球に対する取り組み方、姿勢というものも垣間見えてくる。ああ、〝なるほどね、こいつそうなのね〟っていう発見ができるという意味では2、3分だけどいい時間だと思ってる」と選手のキャラクターを把握するうえでも重要な意味をもっていると考えている。 井上新体制のもと、誰がチームを引っ張っていくのか。キャンプの中でその答えが見えてくるかもしれない。
宮本泰春