【四十肩の痛みを取る方法】痛みを和らげ、再発予防も! おすすめのエクササイズ
肩や腕に違和感がある、激しい痛みで上がらない……など、ある日突然、症状が始まる四十肩。整形外科医で、ピラティスのインストラクターでもある武田淳也先生に、四十肩の悪化予防のためのエクササイズ方法について伺いました。 【写真】そもそも四十肩になる原因は?
医師、米国国家認定ピラティス教師 武田淳也さん
医療法人明和会 整形外科 スポーツ・栄養クリニック(福岡・代官山)理事長、Pilates Lab(福岡・代官山・青山Reserve)代表、Motor Control: Beyond Pilates代表・ファウンダー、日本ピラティス協会・研究会会長。1993年、福岡大学医学部卒。日本整形外科学会認定専門医・スポーツ医・運動器リハビリテーション医・脊椎脊髄病医・リウマチ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本骨粗鬆症学会認定医、日本抗加齢医学会認定専門医。日本人初の認定Comprehensive指導者、認定リハビリテーション指導者を取得し、国内で初めて医療にピラティスを取り入れる。2010年に考案した「カラダ取説」プログラムの普及に尽力を注ぐ。日本カラダ取説協会会長。
四十肩の痛みを取る方法① エクササイズで痛みを緩和
腰や骨盤を安定させるのと同時に、胸椎の柔軟性を引き出して、丸まった猫背の不良姿勢を改善。そうすることで、肩甲骨の動きが回復し、痛みを和らげたり、再発を予防します。
⒈ 仰向けになり、膝を立てる。両膝、両足の間にこぶしひとつ分のすき間を作る。手のひらを下にして床に置き、息を吸って準備をします。
⒉ 息を吐きながら、体を少し左にひねって背骨の左側を意識します。背骨を下のほうから順番に床からゆっくりと離していきます。肩甲骨のあたりまで上体を上げたら、ここで息を吸いながら、空中で左に傾けた上体を元に戻し、胸から膝が真っすぐになるようにキープ。
3. 続いて、体を少し右にひねり、息を吐きながら、ゆっくり背骨の右側を上のほうから順に床につけていき、1の姿勢に戻る。同様に逆側の動き(体を右にひねる→空中でひねりを戻す→左にひねる→元に戻す)も行う。これを左右数回繰り返して。