【陸上】パリ五輪MGCファイナルチャレンジ第1戦の福岡国際マラソン!国内招待選手は異例の細谷恭平ただ1人 世界大会メダリスト・キルイ参戦
ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのG1の福岡国際マラソン2023が12月3日(日)に行われる。このレースは、パリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)のファイナルチャレンジの第1戦。10月15日のMGCですでに男女各2人が代表に内定しており、残す枠は男女それぞれ1名。 福岡国際マラソンのゲスト解説に大迫傑 2017年に日本勢最高位の3位 瀬古利彦氏、原晋監督も解説 男子は福岡国際、来年の大阪マラソン(2月25日)、東京マラソン(3月3日)の3つを対象に、設定記録2時間5分50秒以下の中から最も速いタイムの選手が代表となり、設定記録を上回る選手がいない場合はMGC3位の大迫傑(Nike)が代表に内定する。 五輪への重要な一戦となるが、MGCから期間が短い影響もあってか福岡の国内招待選手は細谷恭平(黒崎播磨)ただ1人という異例の事態に。細谷は21年のびわ湖で2時間6分35秒をマーク。福岡でも21年に2位に入っている。MGCは転倒もあり途中棄権となったが大事には至らず。まずは相性の良い福岡でどんな走りを見せるか。 海外勢ではアベル・キルイ(ケニア)に注目。今年41歳になるが、2009年ベルリン・11年テグと世界選手権で2大会連続金メダル。12年ロンドン五輪でも銀メダルを手にしている。自己記録は2009年の2時間5分04秒だが、20年にも2時間5分台をマークしている。 19年のバレンシアで2時間4分51秒を叩き出したアベベネゲウォ・デゲファ(エチオピア)も有力。スズキ所属のマイケル・ギザエ(ケニア)は21年福岡国際優勝だ。17年に優勝し、今年のブダペスト世界選手権も出場しているソンドレノールスタッド・モーエン(ノルウェー)にも注目だ。前回2位で国士大卒のライモイ・ヴィンセント(スズキ/ケニア)も日本ではおなじみだ。 一般参加では市田宏(旭化成)や、熊谷拓馬(住友電工)、吉岡智輝(九電工)らがエントリーしている。 福岡国際マラソンはかつて世界トップランナーが多く出場していたものの、経済面や注目度低下を理由に一度は廃止が決まった。一転、新たな運営体制で22年から後継大会として開催されている。 レースは12時10分スタートで平和台陸上競技場発着のコースで行われる。大会の模様はテレビ朝日系24局ネット(KBC九州朝日放送)で生中継される。
月陸編集部