八重山の魅力を再発見 きょうまで、産業まつり始まる
八重山圏域の特産品を販売する「八重山の産業まつり」(主催・八重山地区商工会広域連携協議会)が5日から石垣市総合体育館で始まった。「八重山の魅力再発見」をテーマに、八重山の地域資源を活用した特産品等を中心に28事業所が出展。地元産品の魅力をPRした。隣接する石垣市中央運動公園ではスポーツフェスティバル2024も同時開催され、多くの市民でにぎわった。 産業まつりでは八重山地区で生産・製造・加工している農水産物や加工品、工芸品などさまざまな特産品がずらりと並んだ。また、復興支援として福島県の特産品販売やことし1月に被災した石川県金沢市の事業者の出店もあった。 午前10時から行われたオープニングセレモニーで同協議会会長の大濵達也石垣市商工会長は「産業の発展とスポーツの振興を通じて更なる新たな可能性を切り拓く機会となることを切に願う。地域の特色を再認識し、新たな価値を創造することを目指している」とあいさつ。 玉城デニー知事(代読・長濱広明八重山事務所長)は「県としては沖縄らしい商品開発を通じて高付加価値化に向けた支援や県産品の優先使用などを積極的に推進し、需要・販路拡大に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。 中山義隆石垣市長は「ご来場の皆さまにはスポーツを通して地域の活力を感じていただき、地元産品に触れて地域の魅力を再発見し、地産地消や地域のつながりをより深く実感してもらいたい」と呼び掛けた。 両会場前には13事業所の飲食店も並び、昼時は多くの来場者が買い求めていた。 6日は午前10時から午後4時まで。