がんの予防にも!ダイエットに効果がある酢の種類は?おいしく続けるコツも伝授!
1日大さじ1杯でもOK!量や種類より続けることが大切
――1日にどのくらい飲めばいいのでしょうか。 大さじ1~3杯を目安にしてください。飲めば飲むほど効能が期待できる、というわけではありません。質問者の方のようにお酢が苦手なら、無理せず大さじ1杯から始めてみるといいと思います。 お酢をとるタイミングもそこまで厳密に考えなくてかまいません。代謝アップにつながるため、朝のエネルギー補給にしてもいいし、血液がドロドロになりがちな夜にとってもいい。何だか疲れたな、という自覚のあるときに飲むのもいいでしょう。 ――代謝アップや内臓脂肪の減少など、ダイエットに最適なお酢の種類は? 穀物酢、米酢、リンゴ酢など、お酢には原料や製造方法によっていろいろな種類がありますが、どれも酢酸やクエン酸を含むため効能にそこまで違いはありません。ですが、あえて挙げるなら、長く発酵させている分、ビタミンやアミノ酸などの栄養価が高い黒酢でしょうか。 とはいえ「栄養価が高いから黒酢が最適」というわけではなく、長く飲み続けるなら、やはり好みを優先したほうがいいですね。そこまで神経質に考えず、たとえばさっぱりした味のリンゴ酢が好きならそれでも十分効果はあります。 ――石原先生、ありがとうございました。 参考図書:健康お酢レシピ 【石原新菜(いしはらにいな)医師プロフィール】 イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師、本内科学会会員、本東洋医学会会員、本温泉気候物理医学会会員。1980年長崎県生まれ。2006年3月帝京大学医学部卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實医師のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。著書に13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム)他、「読む冷え取り」(主婦の友社)、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)、「水出し健康法」(幻冬舎ルネッサンス)、「『冷え』をとれば9割治る!」(海竜社)等、約40冊がある。中国、香港、韓国、台湾、ベトナムなどでも翻訳されている。2児の母でもある。 ※この記事は石原新菜医師の見解に基づいて作成したものです。 ※「主治医が見つかる診療所」より