【アメリカGP決勝】シューマッハ&マッサ以来18年ぶりの快挙!フェラーリが米国ワン・ツー!昇格を目指す角田裕毅は痛恨のスピン…直接対決のローソンは19番手から9位入賞の衝撃!
F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で日本時間4時から決勝レースが行われた。 ●【2024F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・タイムスケジュール 優勝は4番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2位はカルロス・サインツ(フェラーリ)で、フェラーリはアメリカで18年ぶりとなるワン・ツー・フィニッシュを飾った。 3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。そのフェルスタッペンは終盤、チャンピオンシップを争うランド・ノリス(マクラーレン)と激しいバトルを展開して3位のポジションを奪われたが、レース審査委員会はノリスがコース外から抜いたと判断し、ノリスに5秒をペナルティを科した。 ノリスに続き、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が5位に入賞している。 ■スタート直後にフェラーリがトップを奪取! スタート直後のターン1、ポールポジションからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)と2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップを争っている隙を突いて、4番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がイン側からトップを奪取した。 1周目のトップ4は、ルクレール、フェルスタッペン、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ノリスとなり、フェラーリ勢が素晴らしいレース展開を見せている。 角田裕毅(RB)は11番手から8番手へ、セルジオ・ペレス(レッドブル)は9番手を堅持、19番グリッドからスタートしたリアム・ローソン(RB)は見事なスタートで5つポジションを上げて14番手まで上がってきた。 ■3周目:ハミルトン、早々にリタイア! 3周目、セクター3でイエローフラッグが降られた。最終ターン手前のターン19でルイス・ハミルトン(メルセデス)が止まってしまった。グラベルでリアタイヤが虚しく空転して動けない様子だ。 リプレイ映像を見ると、ハミルトンは通常通りのラインでコーナーへ進入したが、突然リアが不安定になり単独スピンでコースオフしてしまった。7冠の王者らしからぬスピンで、「みんなゴメン」と申し訳なさそうにチームに謝罪した。 ハミルトンは今週末を通してマシンに不満を抱いていたが、満足のいくセットアップが見つからなかったようで、早々にリタイアすることになった。オースティンのターン19はメルセデスにとって鬼門のようだ。 ■41周目:角田裕毅、痛恨のスピン 41周目、セクター1でイエローフラッグが降られた。ターン1で止まっている角田裕毅(RB)が映し出された! リプレイ映像を見ると、角田裕毅はタイヤスモークを上げながらコーナーへ進入し、リアが滑ってしまい単独スピン!コース上で止まってしまった。 角田はここまで元同僚のピエール・ガスリー(アルピーヌ)とトップ10争いを僅差でしていたが、ここで脱落することとなった。 その後、角田はすぐにレースに復帰し、走行を続けたが、レッドブル昇格が掛かっているだけに痛恨のスピンとなった。 ■角田裕毅と直接対決のローソン、19番スタートから9位2ポイント獲得の衝撃! 一方、角田裕毅のチームメートのリアム・ローソンは、新PU投入によるペナルティで19番グリッドからスタートしたが、見事な走りで9位フィニッシュを果たし、貴重な2ポイントを持ち帰った。 RBとしては、直接のライバルであるハースが昨日のスプリントでのダブル入賞によりコンストラクター選手権で同点ながら6位を奪われていた。この決勝レースでもニコ・ヒュルケンベルグが8位に入って4ポイントを獲得してその差を開いたが、ローソンが2ポイントを持ち帰ったことで、RBは2ポイント差のランキング7位になんとか留まっている。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 3位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 7位 セルジオ・ペレス(レッドブル) 9位 リアム・ローソン(RB) 14位 角田裕毅(RB) ■F1アメリカGP:暫定結果 1 C.ルクレール(フェラーリ) 2 C.サインツ(フェラーリ) 3 M.フェルスタッペン(レッドブル) 4 L.ノリス(マクラーレン) 5 O.ピアストリ(マクラーレン) 6 G.ラッセル(メルセデス) 7 S.ペレス(レッドブル) 8 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 9 L.ローソン(RB) 10 F.コラピント(ウィリアムズ) 11 K.マグヌッセン(ハース) 12 P.ガスリー(アルピーヌ) 13 F.アロンソ(アストンマーティン) 14 角田裕毅(RB) 15 L.ストロール(アストンマーティン) 16 A.アルボン(ウィリアムズ) 17 V.ボッタス(Kickザウバー) 18 E.オコン(アルピーヌ) 19 G.ジョウ(Kickザウバー) 20 L.ハミルトン(メルセデス)