福大の地域創造研究所企画 「鮭のぼり」アートに 福島県双葉郡の中学生ら描く 11日から伝承館で作品展
展示会では、集まった約150点を3月11日まで披露する。作品は館内に保管し、毎年5月の端午の節句に飾る予定だ。双葉町の伝統行事「ダルマ市」でのワークショップの開催、遠方に避難している人が関われる仕組みも検討している。 渡辺さんは「創作活動を通し、自分の胸の内を外に出すことができる。個性豊かな鮭のぼりを見て、作り手の思いに触れてほしい」と願っている。 ■参加者を募集 福島大芸術による地域創造研究所はプロジェクトへの参加を広く募っている。「鮭アートのぼり」は布やアクリルなど展示を想定した75センチ×25センチの素材に描く。形状や色合い、メッセージの有無は自由。展覧会は1月11日から3月11日まで東日本大震災・原子力災害伝承館で催す。詳細は専用のホームページで公表している。