【百貨店決算おさらい】インバウンド売上好調、注目トピックまとめ〈2023年度〉
大丸松坂屋百貨店
■大丸松坂屋百貨店 通期連結業績(2023年3月~2024年2月) 総額売上高:6854億2200万円(13.8%増) 事業利益:255億3200万円(97.3%増)
2025年2月期の注目
・売場改装による一時的な影響はあるものの、富裕層の消費およびインバウンド売上の伸長などにより増収を予想。 ・インバウンド効果の大きい大丸心斎橋店と、改装が奏功している大丸札幌店は2桁増収の見込み。 ・松坂屋名古屋店では大型改装を予定。名古屋店は大型改装工事に伴う売場面積減少影響により伸び幅は縮小を予想。 ・大丸心斎橋店 本館が今年7月から2025年にかけて、2019年の建て替え以来初の大規模リニューアルを実施へ。 2025年2期通期業績予想 総額売上高:7313億円(6.7%増) 営業利益:266億円(4.2%増)
阪急阪神百貨店
■阪急阪神百貨店 通期連結業績(2023年4月~2024年3月) 総額売上高:5736億8500万円(17.2%増) 営業利益:217億9900万円(111.1%増)
2025年3月期の注目
・国内は引き続き堅調の見通しで、通期で前年4%増、インバウンドは上期に伸びしろを見込み、通期で前年24%増を計画。 ・韓国発のユニセックスブランド「アーダーエラー(ADER ERROR)」が日本初の直営店を5月3日に阪急百貨店 神戸阪急に出店。 ・韓国のフレグランスブランド「タンバリンズ(TAMBURINS)」が日本で2店舗目、関西地域初となるショップを阪急うめだ本店3階に出店。 2025年3月期通期業績予想 総額売上高:6102億7700万円(6.4%増) 営業利益:224億4500万円(3.0%増)