お育ちがバレる!年末年始のマナーや習わし。「お年玉をあげるとき、お札の入れ方は?」「鏡餅はいつ飾るのが正解?」
しめ飾りは「年神様を迎える神聖な場所」であることのアピール
しめ飾りはしめ縄でできており、しめ縄はわらを編んで縄にして、紙垂(しで)という四角に切った紙を下げたものです。そもそもしめ飾りはわらを編んだだけの質素なものでしたが、次第に縁起物を加えて今のような華やかな姿になりました。 飾り使う縁起物は、地域によってさまざまですが、代表的なものに「だいだいの実」があります。だいだいは、実が熟しても枝から落ちにくいため、縁起がよいとされ、家が「代々」栄えるようにという意味を込めて飾ります。 その他に稲穂も飾ります。稲穂は豊作の印で、収穫への感謝と五穀豊穣への願いを込めて飾ります。長寿を表す伊勢海老を飾ったり、末広がりの扇などの飾りもあります。
つづきの【後編】では、「お年玉はお金をどう入れるのが正解?」「お育ちがいい人は知っている!おせちの意味」についてお届けします。
高谷治美