前週に続き、『昭和ドロップ！』を開催。今回のテーマはサダさんが決めてくれた『若手たち』。世代名も決めたいと意気込んだが、果たして、どんな呼び名に。 構成=井口英規 ──せっかくなので、もう1本、今度は球界の今の動きについてお話をいただきましょうか(前週『投球術編』の続き)。 定岡　いつ発売の号に載るんですか。 ──6月23日だから少し先になります(取材は6月9日)。 定岡　2週間くらいか。交流戦ももう終わっているし、状況も変わるでしょうから少しテーマが難しいですね……。そうだ、若い選手の話がいいんじゃないかな。新人の佐藤輝明(阪神)とか目立ってるでしょ。シノ、誰か注目は？ 篠塚　6日の巨人戦(東京ドーム)を見ましたが、日本ハムの新人・伊藤(伊藤大海)はよかったですね。 川口　彼は真っすぐ、スライダーの精度がいいですね。 篠塚　うん。思い切りがいいし、向かっていく気持ちがある。巨人戦でウィーラーに対して、いきなり体に近い初球インコースに投げ、まったく平然としていたからね。 川口　度胸と言えば、カープの栗林(栗林良吏)もいいですよ。投球も新人とは思えない完成度です。阪神の左腕で伊藤将司もいい。お父さんがゴルフ好きで、ジャンボ尾崎さんの将司をつけたそうです。 定岡　家族ネタを挟むなんて増田明美さんの解説みたいだな(笑)。楽天の早川隆久もいい。新人とは思えない落ち着きだし……どう、やっぱり、どんどん名前が出てくるじゃないですか。いいテーマ選んだな、俺(笑)。 篠塚　確かに今年は豊富ですよね。 定岡　佐々木朗希(ロッテ)もそうだけど・・・