事業計画書の作成学ぶ 刈谷市と刈谷会議所、創業スクール開く
【刈谷】刈谷市と刈谷商工会議所は、同会議所で2024年度の「Kariya創業スクール」を開催した。全5日のカリキュラムで、20~60代の18人が創業に必要な心構えや事業計画書の作成方法などを学んだ。 対象は刈谷市内で創業を目指す人や、創業3年以内の事業主。中小企業診断士など複数の専門家が講師となり、創業に役立つ経営戦略や資金計画、法務、Webマーケティングなど、幅広いテーマを分かりやすく紹介した。 最終日には、参加者がそれぞれ練り上げたビジネスプランを発表した。講師からの意見や指摘も受け、より現実的な視点でビジネスの方向性を検討する貴重な機会になった。受講者からは「今後の事業に役立つ」との声が上がった。 創業スクールは、国が認定した刈谷市の「特定創業支援等事業」の対象。全5回のうち4回以上の受講者は、創業時の各種支援措置を利用する資格を得た。 受講者は、スクール修了後も、刈谷会議所が提供する専門家の個別相談などの支援を継続して受けられる。刈谷会議所の担当者は「今後も、地域の創業支援と経済発展に貢献していく」としている。