福井駅西に新拠点「PLAYCE」が11月20日オープン カフェや花の販売、コワーキングスペース
福井県福井市の福井駅西口再開発エリア「FUKUMACHI BLOCK(フクマチブロック)」1階に11月20日、カフェや花の販売、コワーキングスペースの機能を兼ね備えたにぎわい拠点施設「PLAYCE(プレイス)」がオープンする。運営する一般社団法人「PLAY CITY(プレイシティー)」(同市)は「働く人や生活者、まちを楽しむ人たちの結節点となり、多くのプロジェクトが生まれる“まちのリビング”になってほしい」と期待している。 【写真】福井駅西の再開発エリア「フクマチブロック」 施設はフクマチブロック西側のマンション棟1階で広さ約160平方メートル。屋外広場に面している。コワーキングスペースは約20席あり、予約不要のドロップイン(3時間1200円、1日2千円)や会員制の使い放題(月額1万5千円)などのプランを用意。カフェはコの字形のカウンター席を配置し、オリジナルのブレンドコーヒーやアルコール飲料、菓子類などを提供する。花のある暮らしの提案を目的に、通勤通学や買い物ついでに購入できる季節の生花などを販売するコーナーも設ける。 カフェや花の販売コーナーは入場無料。午前10時~午後6時で、営業終了後は最大50人収容可能なレンタルスペースとして貸し出しも行う。イベントや結婚式の2次会などの利用を想定している。火曜定休。 同法人は福井駅周辺のまちづくりに携わる有志ら10人で昨年12月に発足。再開発ビル権利者のまちづくり福井の呼びかけで集い、「居場所と舞台」をコンセプトにした拠点空間づくりに向け検討を重ねてきた。施設名と法人名の「PLAY」に込めた思いについて、代表理事を務める県立大地域経済研究所准教授の高野翔さんは「遊ぶことから新しいアイデアや価値が生まれる。まちを楽しむ人たちが増えてくれたらうれしい」と話している。 毎月、ゲストを招くなどしてトークイベントを開催するほか会員限定イベントなども催し、利用者同士のつながりや新規プロジェクト創出を後押しする。 10日からプレオープン。オープニング記念として、9日午前10時から建築家の馬場正尊さんを招き、福井のまちなかの今後について議論するトークイベントを同施設で開く。同午後1時半からは「ふくまち大学」の記念講座もあり、まちなかの遊び場について考える。いずれも参加者を募っている。申し込み、参加費など詳細はホームページで。
福井新聞社