『エイリアン』最新作、ホンモノのゼノモーフが撮影現場に!制作過程を追うボーナス・コンテンツ映像が一部公開
1月8日に発売された『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』のブルーレイ+DVDセットから、シリーズへのオマージュやリアルなゼノモーフの描写を追求したこだわりを映し出す、ボーナス・コンテンツの一部が公開された。 【動画】『エイリアン:ロムルス』ゼノモーフの制作過程 シリーズ1作目『エイリアン』(1979)のその後を描く本作は、人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”で、人間に寄生して増殖し、異常な速さで進化する“エイリアン”の恐怖に直面する最新作。シリーズを生んだ名匠リドリー・スコットが製作に名を連ね、『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスが監督・共同脚本を担当した。
公開された映像では、ゼノモーフの制作を担当したクリエイターたちがその過程について語っている。オリジナルに敬意を払いつつ、本作に併せたアップデートの過程が語られる。本作において、旧来の技術でゼノモーフを作ることがアルバレス監督のコンセプト。ゼノモーフ制作を監修したのはレガシー・エフェクツ社のチームによると、デジタル・アーティスト、コンセプト・アーティスト、鋳型職人、造形作家、画家、ロボット工学専門家など80名のアーティストによって、4体のゼノモーフが実際に創作された。
そのなかでも、アルバレス監督が特に重要視していたのは、役者たちが、フル機能型アニマトロニクスのゼノモーフと相互に触れ合えるようにすること。レガシー・エフェクト・スーパーバイザーのシェーン・マハンは「フェデは、表面の質感をとてもラフでシャープにすることを求めました。ちょうどサメの皮膚のような、触るだけでこちらが傷ついてしまうような感じを求めていたのです」と証言。映像では、実際にゼノモーフの表皮をサメのようにザラザラな触り心地にしたり、頭部は表面が半透明のドーム状の形にしたりと、細部までこだわり抜いた制作の裏側が映し出されている。