【NFL】WRヒギンズを「失わないために」フランチャイズタグを使用したとベンガルズHCテイラー
シンシナティ・ベンガルズは期限までに余裕を持って、スターワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズにフランチャイズタグをつけている。
ベンガルズの選手人事部門責任者のデューク・トビンは現地27日(火)、NFLスカウティングコンバインの場で、他のチームのように期限近くまで待たなかったのは、ベンガルズが単に重要な選手をチーム内に確保しておきたかったからだと語った。
「とてもシンプルなことだ。彼はいい選手で、彼をキープしたいし、そのための資金もある。だから、早めに決断した。そしてそれが現状だ。私たちはティーが好きなんだ。ティーがいるとチームはより良くなる。キャップをどう管理するかによって、私たちは彼にフランチャイズタグをつけることができたし、実際にそうした」とトビンはコメントしている。
ケガで5試合を欠場したため、ヒギンズは2023年シーズンにキャリア最低の657レシーブヤードを記録している一方で、レシーブ平均獲得ヤードはキャリア最高の15.6ヤードをマーク。ベンガルズでの4シーズンで、レシーブ257回で3,684ヤード、タッチダウン24回をあげ、ファーストダウンを185回獲得している。
25歳のヒギンズに約2,181万6,000ドル(約32億7,664万円)のフランチャイズタグをつけることは、ベンガルズにとって理にかなっている。オープンマーケットでヒギンズを獲得するよりも安いだろうし、チームが主導権を握ることができる。ベンガルズは2024年シーズンを終えてから、2025年に再びタグをつけることも、ヒギンズと長期契約を結ぶことも、タグがついた状態でトレードすることも可能だ。
トビンはチームの計画について詳しくは語らなかったが、ベンガルズがヒギンズの残留を望んでいることを示唆した。
「今後の私たちの意向や、何が起こり得るか、起こり得ないかという仮定の話には触れない」と話すトビンは、こうつけ加えている。