【NFL】WRヒギンズを「失わないために」フランチャイズタグを使用したとベンガルズHCテイラー
「私たちは彼がいた方がいいチームだと感じている。彼にフランチャイズタグをつけたのは、彼を獲得したいからだ。彼は今契約下ではないし、起こりうるさまざまなシナリオを予測するのは難しい。私たちはティー・ヒギンズをとても気に入っているし、私たちとの相性もいいと思っている」
オープンマーケットで大金を手にすることを阻むタグに、腹を立てる選手もいる。昨年はランニングバックの選手によく見られたケースだ。
ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは、スタッフやチームのヒギンズとの関係が、このWRの苛立ちを和らげてくれると信じている。
テイラーHCは「私たちはティーをとても高く評価している」と述べ、次のように続けた。
「彼が今の立場にいるのは、彼が私たちのために尽くしてきた仕事と、彼が私たちにとって持っている価値ゆえだ。彼を失わないようにしたい。それは今のところ単なるビジネスの一部だけれど、そのプロセスを続けていく。幸いなことに、ティーとは素晴らしい関係を築けているし、それがオフシーズンを通じて私たちを支えてくれるはずだ」
ロースターのその他の要素――クオーターバック(QB)ジョー・バロウは大型契約を結んでいるし、WRジャマール・チェイスは報酬を得る立場にある――と照らし合わせ、チーム全体の枠組みの中でヒギンズの長期的な将来を見極めることは、トビンと彼のスタッフが今後対処しなければならない最大のパズルのピースの1つになるだろう。
トビンはこう述べている。
「トップクラスの選手について、また、彼らをどれくらい確保したいかを検討するなら、それがいつも最優先事項になる。私たちは他のチームと同じように団体労働協約(CBA)に従って仕事をしている。長期的に物事がまとまることもある。そうでないこともある。だから、持っているリソースを投入する。しかし、私たちは常に選手の将来を考え、誰が(フリーエージェント/FAとして)現れるのか、そして誰と長期的な関係を築きたいのかを考えている。終わりのないパズルだ。ピースを入れると、誰かが手を伸ばしてピースを取り出してしまう。だから、私たちは取り出されるピースよりも多くのピースをはめ込もうとしている」
ベンガルズは、ヒギンズというパズルのピースを少なくともあと1年はチームに残すことを確実にした。