【ホープフルS】クロワデュノール鋭伸 北村友「欠点がなく、総合力が高い」無傷3連勝で来年の主役へ
「ホープフルS・G1」(28日、中山) 出世レースの東スポ杯2歳Sを制したクロワデュノールは25日、栗東CWで北村友を背に併せ馬を行った。6F84秒3-36秒1-11秒3をマークし、好調をアピール。来年のクラシック戦線を占う一戦を、無傷の3連勝で通過する。同じく2連勝中の良血マスカレードボールも、美浦Wを軽快に駆け抜けた。 栗東CWで北村友を背に、併せ馬を敢行。ルシフェル(3歳3勝クラス)を2馬身ほど前に見る形で、じっくり折り合いながら進める。徐々に加速すると、ラストはスムーズに脚を伸ばし、しなやかなフォームで僚馬と併入。6F84秒3-36秒1-11秒3を計時した。北村友一騎手との一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ -本日の追い切りのテーマは。 「ゆっくり入ったなかで、5Fから1秒ずつ上げて4コーナーから並び掛けに行き、いいところでバランスを保ってフィニッシュするという感じでした」 -感触は。 「予定通りの調教ができましたね。よく動けていました。右手前で走ることが多い馬ですが、今朝は直線で左手前に変え、そのなかでバランスを取って走ることを意図していました。そのままゴールできたので良かったと思います。馬の雰囲気は前走よりもいい」 -3週続けて乗っていて感じる変化。 「前走は新馬戦から約5カ月と間隔があいていましたが、今回は中5週での出走になります。戻ってきた時の馬の感触が全然違うので、1週ごとにもっと動きを求めることをしなくても良かった中での調教でした。大きな変化は求めなくて大丈夫だと思います」 -前走東スポ杯は強い勝ち方。 「100%の出来ではないなかでどれだけやれるのかなという感触でレースに挑みましたが、しっかりと最後は脚を使って勝ち切ってくれました。改めてすごい能力を秘めている馬だということを感じました」 -この馬の強みは。 「欠点がなく、総合力が高いところです」 -中山芝2000メートルへのイメージ。 「初めて走るコースに変わるので違ったアプローチが必要になります。前走よりも状態は上がっていますし、しっかり馬とコンタクトを取りながらうまく誘導してあげられればマイナスにならないと思います」