小林製薬「紅麹」を製造していた大阪市の工場 厚労省と市が立ち入り検査
日テレNEWS NNN
小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、国と大阪市は、「紅麹」を製造していた大阪市内の工場で立ち入り検査を行いました。 30日午前11時ごろ、厚生労働省と大阪市の担当者あわせて16人が、問題のサプリメントの原料を製造していた大阪市内の小林製薬の工場に、立ち入り検査に入りました。 小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を巡っては、これまでに、摂取していた5人が亡くなり、入院した人は114人に上ることが分かっていて、原因の成分については、アオカビから発生し、毒性が非常に高いとされる「プベルル酸」の可能性があるということです。 小林製薬は、この大阪の工場での製造を去年12月に終了し、使っていた機械などは、和歌山県紀の川市にある工場に移したと説明していて、30日の検査では、当時の機械や記録が残っていないかなどを確認したとみられます。 立ち入り検査はおよそ4時間半にわたって行われ、31日は、問題が明らかになる直前までサプリメントの原料を製造していた和歌山の工場でも行う予定です。