大人になってから歯列矯正を決意し節約生活がスタート。医院探しでは何を重視すべき?用語もわからず悪戦苦闘【作者に聞く】
大人になってから5年以上かけて歯列矯正をしたひろぽん酢(@aisuoisi_ne)さん。高校生の頃に「自分の歯並びって変かも?」と感じてから周りの目が気になり始め、人間不信になることもあったという。大きな口を開けて笑うことができなくなり、写真を撮るときは口元を隠す生活を送っていた。 【漫画】ひどい言葉を言ってきたパートナーに歯列矯正することを報告すると… 社会人になったある日、当時付き合っていたパートナーから衝撃の言葉を受けて、「自分を変えたい」と歯列矯正を決意する。費用は約100万円、医院探しから歯肉炎の治療、8本の抜歯、そして器具を使った矯正。 痛みや不便さに耐えながらも、納得のいく歯並びを手に入れたひろぽん酢さん。その矯正生活を描いた漫画「自分を好きになるために、歯並びを治してみた ~5年5か月100万円!大人の歯列矯正物語~」が電子書籍で2024年1月18日(木)に発売される。ウォーカープラスでは同作から一部を抜粋し、ひろぽん酢さんが歯列矯正を決意した経緯や、矯正をスタートするまでの医院でのカウンセリング、歯肉炎の治療、抜歯などの様子を、全10回にわたりお届け。ひろぽん酢さんのインタビューとともに紹介する。 今回は、歯列矯正を決意したひろぽん酢さんが節約と貯金をスタート。目標金額を達成し、いよいよ医院探しを始めるが、カウンセリングではわからない用語ばかりで―。 ■医院探しは通いやすさを重視 ――歯列矯正をするために、100万円ある貯金を130万円にしようと節約を始めますね。漫画に出てくるご飯や買い物、電気や水道のほか、節約時に工夫したことや気を付けたことはありますか? 「アプリで家計簿をつけたりしました。何にどれぐらい使っているか可視化することによって削れる部分がわかりやすくてよかったです。あと入りっぱなしで全然使ってないサブスクをやめたりしました」 ――貯金が130万円を超えたあと、例の「エイリアンみたい」と言ったパートナーに歯列矯正することを報告しますが、報告する前とした後で気持ちにどのような変化がありましたか? 「正直報告するまでは『今さら歯並び治したところで』と笑われると思っていました。『いいじゃん』と言われたときは意外過ぎてあっけにとられたことを覚えています。変わりたいという気持ちをまだ誰にも言っていなかったので、そこでパートナーに肯定されたことで『私は変わってもいいんだ』と希望をもちました。そこでまた強く『変わりたい』と思いました」 ――いざ歯列矯正を決意し、医院探しが始まります。数多くある医院の中から自分にあった医院を選ぶために、まずはカウンセリングに行くことを決めますが、カウンセリングを受けようと思った3つのT病院、S病院、Y病院はどのように決めましたか? 「私はとにかく通いやすさを重視しました。やはり長く通わないといけないものなので。当時電車通勤だったので、電車の定期の範囲内にあって駅からも比較的近いなどエリアにこだわり、その条件に一致したものがその3つでした」 最初にカウンセリングに行った一般的な歯医者のT病院で、カウンセリングを受けているときに「専門用語すぎてわからん」とありますが、その後ご自身で調べたり勉強されたりしたのでしょうか? 「本当に初めて聞くカタカナ用語の羅列だったので、覚えてもいなくて家に帰って調べたりもできなかったです。もっとわかりやすく教えてくれるとありがたかったです」 今回の話で読者のみなさんへ伝えたいことを尋ねると「病院を決めるっていうのも大変なんですよね。本当にいろんな病院があって、方法も費用もバラバラ。矯正をやりたいと思っている人は『ここでお願いしたい』と思えるような病院を見つけるまで頑張ってほしいです」と話してくれた。