ロマンしかない世界の洞窟8選
洞窟は地球の歴史とロマンを体現している。 先祖の住居兼シェルター、芸術作品のギャラリー、財宝の隠し場所、そして冥界への入口。洞窟は時代を超えて、人類の文化にとって多くの意味をもたらし、そして今でも、洞窟の中の神秘的で複雑な世界は、想像力を掻き立てられるものがあります。 【全画像をみる】ロマンしかない世界の洞窟8選 洞窟はときに地上とはまったく異世界。 恐竜の足跡が残っている洞窟、美し過ぎる洞窟、一番でかかったり深かったり古かったり、とにかく神秘に溢れる洞窟たちを紹介していきましょう。
ワイトモ洞窟(ニュージーランド)
ニュージーランドにあるワイトモ洞窟は、3千万年前からある石灰岩の洞窟です。 洞窟の暗闇の中で「アラクノカンパ・ルミノーサ」という青白く輝くグローワームを鑑賞できることで有名です。幼虫と成虫の段階にあるハエの一種が、洞窟を地下の星空に変える姿は、オセアニアでもここでしか見れない唯一無二の光景です。なんでもこのワイトモ洞窟が、『天空の城ラピュタ』の飛行石の洞窟のモデルになったとかならなかったとか。
ソンドン洞窟(ベトナム)
世界最大の洞窟は、ベトナム中部の世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園の中にありました。全長約7km。洞窟の高さは最高部分で240mにも及びます。2009年に初めて探索されたのですが、それまでは地元民しか知らない秘密の洞窟でした。こんな巨大な洞窟が現代に至るまで知られていなかったとは驚きですよね。
マーブルカテドラル(チリ)
美しすぎることで有名な、チリとアルゼンチンの国境付近に位置するヘネラル・カレーラ湖にある洞窟です。 マグマによって作られた大理石が、長い歳月をかけて氷河に削り出されて作られたもので、青く見えるのも、長年削り続けられた大理石の欠片によるものです。「大理石の大聖堂(マーブルカテドラル)」へは、船でしか行くことができません。
クリスタルの洞窟(メキシコ)
メキシコのナイカ鉱山の中に、巨大なクリスタルで埋め尽くされたとんでもない秘境がありました。 全長27m、幅9mと小さな洞窟ですが、クリスタルの大きさが尋常じゃありません。洞窟内の気温は58℃に達し、湿度は常に90~100%を保っているため、環境は非常に過酷。防護服を着用しないと探索不可なんだそうです。