信玄考案の「武田流門松」 山梨県庁に正月飾り設置
戦国時代の武将、武田信玄が考案したとされる正月飾り「武田流門松」が26日、山梨県庁前に設置された。竹の先端部を平らに切っていることが特徴だ。来年1月10日まで。 県によると、一般的な門松は、徳川家康が武田信玄に三方ケ原の戦いで敗れた後、「武田」に見立てた竹を斜めに切って飾った風習が広まったと言われる。一方、武田流は竹を真横に切るほか、徳川家の旧姓、松平家を連想させる松を竹より低く飾り、武田家の家紋がわら縄にあしらわれる。 26日は、県造園建設業協同組合が制作し、高さ約1.8メートル、重さ約25キロの門松を県庁本館前に設置した。