S・キッドを踏みつけポーズを決める上谷沙弥

　女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥（27）が、スターライト・キッドを破り、4強入りを果たした。 　真夏の祭典「5★STAR　GP」の準々決勝（28日、東京・新宿フェイス）でブルースターズBブロックを1位通過した上谷は同Aブロックを2位で通過したキッドと対戦した。 　序盤から右脚を攻められた上谷はストレッチマフラーホールドでつかまるとなかなか逃れられず苦戦。 　その後も、黒虎脚殺（変型ストレッチマフラーホールド）で右脚を絞め上げられ、モモ☆ラッチを決められてしまう。それでも長い脚を生かしたスピンキックからの旋風脚で蹴り飛ばし形勢逆転に成功。最後は旋回式スタークラッシャーで3カウントを奪った。 　7月に共闘していた舞華を裏切り極悪ユニット「H．A．T．E．（ヘイト）」に加入。闇落ち直後にキッドから「私の二番煎じにならないといいね」と忠告されたことを根に持っていた様子の上谷は、試合後のバックステージで「アイツにいろいろ言われたけど、アイツはヒールになってからシングルで何か結果出した？　何も結果を残せてないヤツに言われる筋合いはないんだよね」と不敵な笑みを浮かべた。 　最後には「ただかわいくて人気のあるヒールレスラーで終わるつもり一切ないから。だからつべこべ言わず、お前ら見とけよ」とにらみつけ去って行った。