西日本最速のS30Z【3】「基本的なことをちゃんとやる」速いレースマシン|1974年式 日産 フェアレディZ
【西日本最速のS30Z Vol.3】 だがこのクルマの速さは、エンジンだけによるものではない。 【画像18枚】サーキット走行では空力特性も重要。フロントまわりのグリップ力アップを狙い、フロントリップの延長、両サイドにカナードを追加している クラシックガレージのスタッフ、田尻さんによれば、速いレースマシンを作る秘訣は、「基本的なことをちゃんとやる」ということに尽きるという。 足まわりやブレーキのセッティング、熱対策など、基本を押えることが大事だそうだ。 ちなみに田尻さんはこのS30Zのドライバーでもあるので、このマシンを速く走らせるコツは何かと聞いたところ、「サーキットは最終的には気合です(笑)」との答えが返ってきた。 西日本最速の称号を得たこのS30Zだが、まだまだ次のモディファイプランが控えているという。 現在はハードなボディ補強を行っていないので、今後は補強を徹底し、その違いを確かめてみたいとのこと。 また長年のレース参戦のノウハウを生かし、お客さんのレースカー製作を請け負うのもウエルカムとのこと。気になる人は問い合わせてみてはいかがだろうか。 SPECIFICATIONS 1974年式 日産 フェアレディZ(S30) ●ボディ:オリジナルアンダーカバー/セミワークスオーバーフェンダーワンオフ加工/アンダーカバー/カナード/FRPボンネット(輸出用ダクト取り付け)/FRPフェンダー/FRPドア/リアディフューザーワンオフ加工/GTウイング加工取り付け ●エンジン:ASW製86㎜フルカウンタークランク/I断面コンロッド/鍛造ピストンKIT/トリプルバルブスプリング/チタンリテーナー/79SPLカム/ロッカーアーム/ブロック強化/燃焼室鏡面加工 ●吸排気系:ソレックス50PHH、φ48mmタコ足 ●駆動系:71Bミッション(クロス加工)、R200LSD ●足まわり:(F)YZ製車高調(4段調整)/10kg/mmスプリング、ピロアッパーマウント、25㎜ロールセンターアダプター、調整式ロワアーム、ピロテンションロッド、S31Z用スタビライザー(R)BILS製車高調、7kg/mmプリング、アリゾナアーム/デフキャリア、ARCスタビライザー、ピロアッパーマウント ●ブレーキ:S30Zマスターバック、S130Zマスターシリンダー、FD3S用キャリパー、PFCサーキットパッド(1000℃)、ベンチレーテッドローター、ステンメッシュホース ●タイヤ:アドバンA050M (F)215/50R16 (R)225/45R16 ●ホイール:RAYS TE37V (F)16×9J -20 (R)16×10.5J -32 ●内装:ブリッド製フルバケットシート、タカタ製3インチハーネス、10点式ロールケージ
Nosweb 編集部