坂本冬美の『モゴモゴ交友録』イ・ビョンホンさん(54)ーー “韓流スター不動の一番星” のお声は、世の女性をメロメロにしちゃう魔力がある
テレビ局や劇場で、共演者の方やスタッフとお会いしたときはにっこりと微笑んで、明るく元気に「おはようございます!」 【画像あり】坂本冬美をもっと見る これがデビューからずっと続けている、わたし流の挨拶です。 その日の気分に左右されず、いつもと同じ笑顔でーー。 いつもどんなときも、ここがスタートです。 ところが……人間思いがけないことが起きると、なぜかいつも普通にやっていることが、できなくなってしまうことがありまして……。 先日、五木ひろし先輩とお会いしたときがそうでした。笑顔でスーッと息を吸い込み、「お・は……」まで口にしたそのときです。 「おぅ、冬美!」 片手を上げた五木さんが続けておっしゃったひと言に、わたしは頭の中が真っ白になってしまいました。 「ちょっと前に、イ・ビョンホンさんに会ったぞ!」 ………………。 ビョンホンさんというのは……どちらの? まさか、もしかして、わたしの大好きなビョン様!? ウソ!? なんで? どうして? そうだ、わたしじゃなくて五木さんがビョン様にお会いするなんて、そんな話があるはずがない。うらやましすぎます。 頭の中で駄々っ子のように否定しましたが、現実というのは残酷です。 「おーっ、あれが、冬美の好きなビョンホンさんだと思ってさ。あれ!? 違ったっけ?」 ……いいえ、違いません。そのとおりです。 胸を張って、大きな声で言えます。でも、なぜ、五木さんが? どこでビョン様と? どんなおこないをしたら、そんな超ラッキーな瞬間が空から舞い降りてくる? ねぇ、どうして? お願いです、わたしにも教えてください。 「小樽カントリー倶楽部で開催された『ニトリレディスゴルフトーナメント』のプロアマ大会に招待されたんだけど、そこにビョンホンさんが奥さんと一緒に来てたぞ!」 え~~~~~~~~~っ。どうして参加する前にそれを教えてくれなかったんですか。それって大事なことじゃないですか。教えてくださったら、無理やりキャディさんに変装してついて行ったのに……モゴモゴモゴ。 そうです。わたしはビョン様が好きです。ビョン様のファンです。 ビョン様が緊急出演なさった『NHK紅白歌合戦』(2004年)で、控室からステージへの動線を調べ尽くし、さも偶然お会いしたかのように装って通路で待ち伏せしたのはわたしですし、その後の打ち上げでツーショット写真を撮っていただき、ご満悦で家路に就いたのもわたしです。 ビョン様が主演した映画『メモリーズ 追憶の剣』(2015年)のプレミアム試写会で腕を組んでいただき、思わずクラクラしちゃったのもわたしです。 何がいいって、あのお声ですよ。スタイルもお顔も素敵ですが、あのお声は世の女性をメロメロにしちゃう魔力があります(笑)。 ーーいつか、映画でビョン様と共演したい? とんでもない。そんなこと、1mmも思ったことはありません。一ファンとして、お休みの日にビョン様の映画やドラマを観て、 “あぁ素敵だなぁ” と思うだけで、わたしは幸せなんですから。 最近はドラマ『恋慕』『この恋は不可抗力』などなどで、人気爆発中のロウンちゃんにも密かに心惹かれていますが、いや、でも、やっぱり、韓流スター不動の一番星は、誰がなんといってもビョン様です。 さかもとふゆみ 1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、最新アルバム『想いびと』が好評発売中! 写真・中村 功 取材&文・工藤 晋
週刊FLASH 2024年12月17日号