石川・輪島で2年ぶりの厄払い行事、住民「とにかく気持ちを変えんとね」…赤い紙人形を海に
石川県輪島市海士町の厄払い行事が2日、2年ぶりに行われた。今年厄年になる住民は、輪島港の岸壁の上で赤い紙人形を体の各所に押し当て、厄を移し海に流した。
例年通りであれば、紋付きはかまの正装で参加するが、地震の影響で準備できない人もいるため、今年は全員がスーツ姿に。刺し網漁師の中村大さん(40)は「去年は沖に出ることができず、きつかった。今年からは漁も再開させ、おいしい魚をみんなに届けたい。厄払いをして、とにかく気持ちを変えんとね」と話した。