スタッドレスタイヤの装着率は雪の多さや運転頻度と関係ある!?
新品タイヤ専門ブランド「タイヤ流通センター」を全国展開するアップガレージグループは、車を保有している500名を対象に、降雪量・運転頻度とスタッドレスタイヤの装着率の関係性と傾向についての調査を実施。居住地の降雪量とスタッドレスタイヤへの交換率、運転頻度などのデータを元に分析を行った。 【画像】調査結果のグラフを見る(全9枚)
冬はスタッドレスタイヤに交換する? 交換しない?
アップガレージグループは、車を保有している500名を対象に、降雪量・運転頻度とスタッドレスタイヤの装着率の関係性と傾向についての調査を2023年12月に実施。したがって、設問内での「現在」とは、12月を指していると推察できる。また、男女や年齢などの回答者属性は明らかにされていない。 毎冬スタッドレスタイヤに交換しますか? という質問に対し、「交換しない」と答えた人の割合は、「とても降る(豪雪地帯)」「降って、常に積もる」(以下、雪が「降る」地域)では1%と非常に少なく、雪が「降るが、常に積もらない」「たまに降る」「ほぼ降らない」(以下、雪が「降らない」地域)と、降雪の少ない地域ほど増加した。
雪の少ない地域ではオールシーズンタイヤが人気
雪が降る地域は「毎年スタッドレスタイヤに交換する」との回答が94%だった。しかし、12月末時点で実際に装着しているタイヤを聞いてみるとスタッドレスタイヤは203人と、「毎年スタッドレスタイヤに交換する」と答えた人数の92%にとどまった。暖冬の影響があるかもしれない、としている。 一方、雪が「降らない」地域では「毎年スタッドレスタイヤに交換する」人は30%、雪が「ほぼ降らない」地域ではわずか12%と、降雪量の違いによるスタッドレスタイヤの交換への意識に差が見られる。 また、雪が「ほぼ降らない」地域で12月末時点でスタッドレスタイヤを実際に装着している人はわずか10%の一方で、サマータイヤは38%、オールシーズンタイヤは40%が装着と、タイヤ交換の手間が減らせるオールシーズンタイヤの需要が高いことが分かった。