132キロ巨石、持ち上げた! 富山県南砺市・広谷八幡社で金沢の西野さん
北陸の神社にある巨石を持ち上げている金沢市の会社員、西野達也さん(38)は8日、富山県南砺市広谷(福光)の広谷八幡社境内にある132キロの石を持ち上げ、地元住民を沸かせた。 西野さんは趣味の筋トレの一環で、大きな石などを持ち上げて力を競う「磐(ばん)持ち大会」で使われていた巨石を探しては現地の神社を訪れ、持ち上げている。3年前から「そばつぶ」のニックネームで活動を始め、これまで北陸では約100カ所を訪れたという。 広谷八幡社では、1941年頃まで磐持ち大会が開かれ、現在は五つの巨石が境内に祭られている。西野さんは6月にその存在を本で知り、同社の神職に連絡したところ、秋祭りの後に住民の前で石を持ち上げることになった。 この日、西野さんは五つの石のうち、重さが76キロ、117キロ、132キロの三つに挑戦。全て成功させ、巨石が右肩に載るたび、見守った住民23人から拍手と歓声が起こった。80代の住民は「境内の巨石が動くのを見るのは初めて」と興奮した様子だった。西野さんは「いずれは全国各地の石も持ち上げてみたい」と力を込めた。