マカオ、ホームヘルパーが勤務先の家中から金品盗む…交際相手の男が質入れ
マカオ司法警察局は12月18日、コロアン島にある勤務先の雇用主宅から複数回にわたって金品を盗み、宝飾品の一部を質入れしたなどとしてマカオでホームヘルパーとして勤務する女(30代)とその交際相手の男(40代)=いずれもフィリピン人=を逮捕したと発表。 同局によれば、今年(2024年)10月4日にコロアン島に住む女性から留守中にクローゼットの中にあった現金と宝飾品、計32万2000パタカ(日本円換算:約631万円)相当が空き巣被害に遭ったとする通報が寄せられたとのこと。 同局がこの案件の捜査を進める中、12月16日に被害者女性の父親から再び外出中に空き巣被害に遭ったとの通報があり、家中に残していたバックパック内に入れていた財布の中から1500人民元(約3.2万円)が抜かれ、留守宅に独りでいたホームヘルパーが盗んだ可能性があると説明したという。 その後の同局の調べで、いずれも被害者宅に勤務するホームヘルパーの女が勤務中に盗んだもので、このうち宝飾品の一部にあたる指輪3点と金製品1点、計10万8000人民元(約232万円)相当が女と同居する交際相手の男によってマカオ半島の新橋エリアにある質店に質入れし、1.5万パタカ(約29万円)の現金を得ていたことが判明。同局は17日に容疑者男女をそれぞれ勤務先で逮捕するとともに、質入れされた宝飾品の奪還に成功したとのこと。 警察の調べに対し、両人とも否認しているというが、同局では捜査で得られた情報を総合判断し、女を加重窃盗及び窃盗罪、男を盗品関与及詐騙罪で検察院送致するとともに、残る金品の行方について捜査を継続するとした。