まつり前日に法要 氏郷公430回忌で顕彰会 三重・松阪、日野町の願證寺で
戦国武将で松阪開府の祖・蒲生氏郷(1556~95年)の偉業を顕彰する三重県松阪市の蒲生氏郷公顕彰会(髙島信彦会長、約130人)は2日午前10時から、日野町の願證寺(鈴木孝章住職)で430回忌の法要を営んだ。 毎年、松阪市、滋賀県日野町、福島県会津若松市の3市町の顕彰会が、氏郷の命日(旧暦2月7日)に合わせて、菩提(ぼだい)寺である京都市の大徳寺塔頭(たっちゅう)・黄梅院で法要を行ってきたが、コロナ禍で中止になったのを機に、2021(令和3)年2月に同顕彰会が初めて松阪独自に法要を実施。以後、11月3日の「氏郷まつり」の前日に実施している。 この日は、本堂に氏郷公の肖像画の掛け軸が掛けられ、会員や竹上真人市長ら約25人が参列した。髙島会長(77)=本町=と竹上市長のあいさつの後、氏郷公に献茶。鈴木住職の読経の中、位牌(いはい)に手を合わせて、焼香とともに氏郷公の遺徳をしのんだ。 髙島会長は「明日の氏郷まつりでは、氏郷公の武者行列も願證寺にお参りに来られます。氏郷の歌も作りました。これを機に新たに参拝していただく機会になれば」と話した。