PS『ポポロクロイス物語』が発売された日。温かみのある絵柄で動きまくるキャラがかわいい。人気の名作ファンタジーRPG【今日は何の日?】
※本記事は、2023年7月12日にアップした記事を再編集したものです。 かわいらしいファンシーな絵柄と世界観が人気に 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから28年前の1996年(平成8年)7月12日は、プレイステーション(PS)用ソフト『ポポロクロイス物語』が発売された日。 『ポポロクロイス物語』は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売されたRPG。朝日小学生新聞(小学生向けの日刊新聞)に掲載されていた田森庸介氏が描く同名タイトルのマンガを原作としてアレンジした作品で、ゲーム『ポポロクロイス物語』シリーズの1作目となる。かわいらしくファンシーな絵柄と世界観が好評を博し、いまなお根強い人気を誇っている。 プレイヤーの目的は、ポポロクロイス王国の王子ピエトロとなって死んだと聞かされていた母サニアを救うこと。旅の途中で出会った仲間とともに壮大な冒険をくり広げながら、やがて強大な敵、氷の魔王へ立ち向かっていくことになる。 クォータービューで描かれたグラフィックは非常に美しく、家具や小物などのインテリアまでも緻密に再現されているのが特徴。ドット絵のキャラクターたちはコロコロと表情を変え、軽快に動き回ってくれるのがキュートかつ小気味いい。イベントに出てくるサブ的なキャラクターでさえ多彩な演技を見せてくれるので、見ているだけで頬を緩めてしまった人も多かったのではないだろうか。 バトルはフィールド移動からそのままシームレスに展開。シミュレーションゲームのようにグリッド移動しながら、向きや位置を調整しつつ戦っていく。多数の敵を相手にしたり範囲攻撃を回避したりする際は位置取りが重要になってくるため、程よく頭を使って戦術を立てなければならなかった。もちろん、敵モンスターたちも多彩な動きを見せてくれるので必見レベル。個人的にはピエトロ王子がやられた際、口を開けてぶっ倒れているのがかわいくて好きだった。 以降、本シリーズには多数の続編が登場。作品ごとに物語の年代も変化し、ピエトロ王子が成長していくのも見どころのひとつ。プレイステーション2で発売された『ポポロクロイス はじまりの冒険』と『ポポロクロイス 月の掟の冒険』の二部作では、世代交代をしてピエトロ王の息子、ピノン王子が主人公となっているのがおもしろい。 2015年6月18日には『牧場物語』とのコラボ作品であるニンテンドー3DS用ソフト『ポポロクロイス牧場物語』が発売。ピエトロ王子と仲間たちが冒険をしながらスローライフを楽しむという、ほのぼのとした内容になっている。 ※画面写真はPSアーカイブ紹介から。