仲間由紀恵×堤幸彦『STEP OUT にーにーのニライカナイ』2025年3月公開 橘ケンチら共演
仲間由紀恵が主演を、堤幸彦が監督を務める映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』が、2025年3月に新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。 【写真】堤幸彦はのん主演映画『私にふさわしいホテル』の監督も 本作は、音楽やダンスが生活に溶け込んでいる沖縄を舞台にダンスで夢を叶えていく兄とそれを見つめる妹、そして彼らを支える母を描く人間ドラマ。“STEP OUT”は「一歩踏み出す」「殻を破る」という意味になっており、ダンスをきっかけに現状から抜け出し、挑戦していくという物語にちなんだネーミングとなっている。『TRICK』シリーズをはじめ、『天空の蜂』、舞台『テンペスト』など多くの作品をともに作りあげてきた堤監督と仲間が再びタッグを組んだ。 母親の朱音、妹の舞と3人暮らしの照屋踊は、ダンススクールのリサに憧れ、ダンスを始める。朱音は家計を支えるためスナックで働き、人との関わりが苦手な舞はスクールの前でいつも兄の姿を一心に見つめていた。やがて踊はリサとペアを組み、その才能を開花させていく。そんな中、朱音のもとに一本の電話があり、ある男が訪ねてくる。偶然、家の前でその男を目撃する踊。その男は、音楽プロデューサーのHIROKI。後日、HIROKIはテレビでダンスオーディションを開催すると発表し、踊の運命が動き始める。憧れだったダンスパートナー、友人や地元の人々、大切な母、そして妹との繋がりの中で、踊は何を思い、何を見つけるのか。 シングルマザーの朱音役を仲間が演じ、その子どもの踊と舞役で、2023年に再始動した沖縄アクターズスクール出身のSoulと又吉伶音、そしてストーリーのカギを握る音楽プロデューサー役でEXILEの橘ケンチが出演する。 自らの出身地である沖縄での撮影について仲間は、昨年12月の撮影中に行われた制作発表会見で「沖縄の地で仕事をさせてもらえるというありがたい気持ちでいっぱい。かわいい子供たちのお母さん役になることができて、島の空気に助けられたと感じました」と話した。また、仲間と20年以上の付き合いである堤監督は「今回の作品では、仲間さんらしくないシーンもたくさんあるが、それも沖縄の空気感があるからこそ、にこやかに演じていただけた。僕自身が撮影しながら感動している」とコメントしている。 あわせて公開されたティザーポスターには、沖縄の海と空を背景に躍動する踊(Soul)と彼をまるで太陽のように見守る朱音(仲間由紀恵)の姿が捉えられている。サブタイトルの「にーにーのニライカナイ」は舞役の又吉が書いた直筆のタイトルで、兄を慕い、静かに兄の背中を見守る妹の強さが表現されている。
リアルサウンド編集部