スタート社がチケ高額転売で法的措置加速!転売ヤーを〝特定〟 転売サイトは情報開示拒否
STARTO ENTERTAINMENTは9日、声明を発表し、自社タレントのコンサートチケットの転売をめぐる対応について報告した。 スタート社は自社タレントのコンサートを主催するヤング・コミュニケーション(YC社)と協力し、2つのチケット売買サイトでコンサートチケットが転売されていることへの法的措置を進めてきた。 声明では「チケット流通センター」に対し、「当社契約タレントのコンサートや舞台などのチケットを高額転売目的で出品する人物らについての発信者(出品者)情報開示請求を行っていましたが、運営会社からの任意の開示が拒否されたため、同社に対し、2024年10月18日付で、YC社を申立人として、東京地方裁判所に発信者情報開示命令を求める申立を行っておりました」と報告。スタート社はYC社を立てて、チケット流通センターに対し、東京地裁に転売ヤーの情報開示を求めていた。 「この手続の結果、本年11月12日付で出品者の情報が開示されたことをお知らせいたします。今後、当該出品者に対して、不正転売行為に対する責任追及を行う方針で検討を進めております」と転売ヤーの情報を得られたため、今後は当該転売ヤーに責任を追及していくとした。 Snow Manのドームツアーチケットが9月、チケット流通センターで転売されて一時、正規会員チケットの50倍超となる50万円で出品されて物議をかもした。当時、チケット流通センターに取材を申し込み、高額転売に関する見解などを求めたが、回答は得られなかった。 また、スタート社は声明で「チケットジャム」にも転売ヤーの情報開示を求めたが、これを「拒否」されるなどされたとし、「こちらについては、現在、裁判手続に向けて準備を進めているところです」とさらなる法的措置を進めると報告。チケットジャム、転売ヤーのどちらを相手取る措置かには明確に触れていない。 スタート社は「YC社と協力のうえ、1人でも多くのファンの皆様に適正な方法でチケットが行き渡るようにするため、今後もチケットの不正転売に対して徹底的に対策を講じていく所存です」とした。
東スポWEB