縦につけるパスが少ないと指摘

決勝で敗れ涙するライス photo/Getty Images

トッテナムでのプレイ経験もある元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールトはEURO決勝戦でのイングランド代表MFデクラン・ライスのパフォーマンスを酷評している。 ［動画］EURO決勝戦　スペインVSイングランドのハイライト スペイン代表に1-2で敗戦し、今大会もわずかに優勝まで届かなかったイングランド。ここまで6試合すべてにスタメンフル出場を果たしてきたライスはこの試合もスタメンフル出場を飾った。 ダニ・オルモやファビアン・ルイス、そして後半からはマルティン・スビメンディといった選手らとマッチアップしたライスについてファン・デル・ファールトは前へのパスが少なく、CBに下げるパスが多かったことを指摘しているようだ。オランダ『NOS』で語った内容を英『Daily Mail』が伝えている。 「デクラン・ライスに1億……彼は何をしているのか？彼はボールをもらいにきてジョン・ストーンズに下げるだけだ。彼は役に立たない。もし本当に1億の価値があるのなら、ボールを前方に送ることができるはずだ」 同氏はこの試合ライスのバックパスが多かったことを指摘しているがチームメイトの動きがなくパスコースがないことやうまくスペインがパスコースを消していた可能性もあるため、ライスだけの責任ではないだろう。 3人目の動きや連動した守備などスペインが組織的にイングランドを上回る局面も多かった決勝。ベンチメンバーにも多くのスター選手を擁するイングランドの中でも替えの効かない存在であるライスに求められる基準は高く、ファン・デル・ファールト氏は同選手ならもっとできるだろうと感じ、厳しい評価となってしまったのかもしれない。