クロムハーツやバレンシアガなど、ハイブランドを狙い撃ち。去年買ったお気に入りは?──連載:JP THE WAVYの散財“THE”月報
日本のヒップホップシーンを牽引するラッパーのJP THE WAVYは、ファッションにも命を燃やす稀代のショッピングマシーンだ! 2023年に自腹で買ったフェイバリットアイテムを公開。今回はその前半戦だ。 【写真を見る】それぞれのディテールをチェック!
2023年は例年以上に、とにかく買いまくったと振り返る。「自分が想像していた以上に買いましたね。というのも、買い物をするときはいつも狙いを定めて意中のものだけを買うという感じだったのですが、昨年はなぜか衝動買いが多くて。特に『バレンシアガ』では、友達の付き合いやウィンドウショッピングなど、特に目的があって訪れたわけでもないのに、なぜか毎回素敵な出合いがあって。不思議と散財することが多かったように感じます(笑)」 また2023年11月にオープンして以来世界中から注目を集めている、日本を代表するクリエイターであるNIGO®とVERDYが手掛けるコンセプトショップ「オツモプラザ」でも、早々にショッピングを楽しんでいた。 「ウェイステッド ユースを中心にオツモプラザのグッズなど、ほしいものがありすぎて困りました。お店には親交のある先輩や友達や仕事仲間などがたくさん集まりそうなので、今年は足繁く通うことになりそうですね」 そんなJP THE WAVYが2023年に買ったお気に入りを紹介する。 ■バレンシアガのデニムパンツ 9月ごろに購入しました。バレンシアガのパンツはいくつか所有していますが、ワイドシルエットのものしか持っていないので、以前から狙っていたタイトフィットなこちらのデニムを購入しました。股上が浅く、シルエットは微妙にフレアがかかっていて、はいた時のラインがすごくきれい。スニーカーと合わせたときのレングスの裾のたまり具合いも絶妙なんです。 ■エムエーエスユーのヴェルベットダウンジャケット ポギーさん(小木"Poggy"基史)にご紹介していただいて以来、仲良くさせていただいているブランドです。最初に同じ型のピンクバージョンを買い、テレビやライヴに出演する際に着させていただいていたのですが、ブラックなら普段使いもできそうだったので購入しました。シックなのに艶感があって。しかもベストとしても使える2WAYというのもお気に入りです。もちろん超暖かいです。 ■マルニのスニーカー マルニのショップの前を通ったら飾ってあるのを見て、なんとなく気になっていて、その足で原宿の「GR8(グレイト)」に買い物に行ったら売られていました。おもちゃの靴が大きくなったようなデザインを見てひと目ぼれしました。気に入っていて最近のヘビロテなのですが、玄関で幅をとるのと白だと汚れが目立ってしまうところだけが難点です(笑)。 ■ウェイステッド ユースのビーニー 青山の「オツモプラサ」で購入しました。ビーニーは数えきれないほど所有しているのですが、シーズンに関係なく気になるものに出合うとつい欲しくなってしまいます。これはグリーンの鮮やかな色味が気に入っています。ウェイステッド ユースは最近よく買っていて、ほかにスリッパなども購入済です。 ■クロムハーツのデニムショーツ ハワイのクロムハーツで購入しました。全てのリベットに繊細な彫金が施してあるという、かなり贅沢な作りです。ウエストではくと膝が隠れる程度のレングスですが、腰ばきをするのでいつもはスネが隠れるくらいの丈ではいています。超お気に入りなのですが、トップボタンが大粒すぎてボタンの付け外しが大変なところだけ難点です(笑)。 ■バレンシアガのカーゴパンツ 8ポケットのカーゴパンツで、ブラックのリップストップコットン仕様です。フルレングスですが、ジップの使い方次第でショーツでもはける2WAYです。わりと細身のシルエットで合わせやすくシルエットもきれいで、かなり重宝しています。繊細なヴィンテージ加工を施してあるので、手持ちの古着のTシャツとも相性がいいんです。 ■クロムハーツのブラックチノ 迷彩柄やシルバー、ブラックなど様々な色柄のレザー製クロスモチーフを散りばめたパンツです。トップボタンのラグジュアリーなシルバー使いなども、かっこよくて気に入っています。高額であったため購入する際はかなり迷いましたが、市場価値が高く、もし当時買い逃していたとしたら、いまではとても定価で買えるものではないので、買っておいてよかったと思っています。 ■JP THE WAVY ラッパー 1993年、神奈川県湘南生まれ。2017年にMVを公開した「Cho Wavy De Gomenne」がヴァイラル・ヒット。2021年にはEP「WAVY TAPE 2」「WAVY TAPE 2 (Deluxe)」をリリースしたほか、映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のサウンドトラックに唯一のアジア人として参加した。現在、プロデューサーのJIGGとのコラボEP「Hit Different」が配信中。
文・オオサワ系 写真・湯浅亨、高橋絵里奈 編集・岩田桂視(GQ)