金メダルを獲得したフェンシング男子フルーレ団体日本代表(写真:ロイター/アフロ)

◇パリオリンピック2024 フェンシング男子フルーレ団体 決勝（大会10日目＝現地時間4日、グランパレ） 【画像】メダルを確定させたフェンシング男子フルーレ団体の永野雄大選手、 松山恭助選手、敷根崇裕選手、飯村一輝選手 フェンシング男子フルーレ団体で悲願の金メダルを獲得しました。 9試合を行い、先に45点を取るか、合計点の多い方が勝利する団体戦。 世界ランキング2位でロンドンオリンピックの決勝で敗れたイタリアと対戦した世界ランキング1位の日本は、第1試合、敷根崇裕選手が一瞬の隙をつき先制ポイントを奪います。その後、逆転を許しますが、カウンターで同点に追いつくと、そこから連続ポイントを奪い一気に逆転。5対3と2点リードします。 第2試合は20歳の飯村一輝選手が2ポイント連取しますが、その後、4連続ポイントを奪われ合計で同点に追いつかれます。それでもカウンターなどで3連続ポイントを奪い、この試合5対4とし、リードを3点に広げます。 第3試合は松山恭助選手が4連続ポイントを奪われるなど苦しい展開。一気に逆転されます。それでも混戦の中からポイントを奪うなど粘りの戦い。一進一退の攻防になりますが、15対14と1ポイントリードでこの試合を終えます。 第4試合では敷根選手が逆転され合計で18対20と、2点を追う展開となります。第5試合、松山選手が接近戦で突き合うなど激しい戦いとなりますが、点差を縮められず。 それでも第6試合、飯村選手が積極的に攻め、この試合7対3で合計30対28とし一気に逆転。第7試合、松山選手が相手に攻められますが粘りの戦いで1点差に詰め寄られますがリードを守ります。 第8試合はリザーブの永野雄大選手が登場。ここで圧巻の5連続ポイントを奪取。40対34としリードを6点に広げます。 そして最終第9試合は飯村選手。この試合の先制ポイントを奪うと、フレッシュなどでポイントを重ね合計45対36でイタリアを破った日本。ロンドンオリンピックの雪辱を果たし悲願の金メダルを獲得しました。 快挙が続くフェンシング日本代表。男子エペ個人で加納虹輝選手が金メダル、男子エペ団体が銀メダル、女子フルーレ団体と女子サーブル団体が銅メダル。5個目のメダル獲得となりました。 ▼フェンシング パリオリンピック 獲得メダル 金メダル　男子エペ個人・加納虹輝選手 金メダル　男子フルーレ団体 銀メダル　男子エペ団体 銅メダル　女子フルーレ団体 銅メダル　女子サーブル団体