キレキレ突破でオウンゴール誘発! 豪州戦で流れ変えた中村敬斗、途中出場前には森保監督から「『点を取って逆転してこい』と…」 | サッカー日本代表
【サッカー日本代表 最新ニュース】10月15日、日本代表は本拠地『埼玉スタジアム2002』でオーストラリア代表と1-1で引き分け、10月シリーズを1勝1分で終えた。 【動画】中村敬斗が次戦に向けて意気込み「今日はポジティブな引き分けだと思うので…」 10月に行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)で、日本代表は10月15日にホームでオーストラリア代表と対戦。後半序盤の58分にオウンゴールで先制を許したものの、76分に相手オウンゴールで同点に追いつき、1-1で引き分けて勝ち点1を積み上げた。 本拠地『埼玉スタジアム2002』でオーストラリア代表と激突した日本代表は押し気味に試合を進めたものの、前半をスコアレスで折り返す。だが、後半の58分に右サイドからのクロスを処理しようとしたDF谷口彰悟(シント=トロイデン / ベルギー)がオウンゴールを献上。1点ビハインドを背負うなか、森保一監督は62分にFW伊東純也(スタッド・ランス / フランス)、70分にMF鎌田大地(クリスタル・パレス / イングランド)とFW中村敬斗(スタッド・ランス / フランス)を投入して逆転を目指す。 すると、76分には中村が左サイドで仕掛ける。二度にわたる加速でオーストラリア代表守備陣を引きちぎると、鋭いマイナスのクロスでオウンゴールを誘発した。 試合はこのまま1-1で終了。日本代表はアジア最終予選4連勝こそ逃したものの、サウジアラビア代表、オーストリア代表と相対した10月シリーズを1勝1分で終えた。 オーストリア代表戦後、中村はインタビューに対応。途中出場で意識した点について問われると「負けている展開で入ったので、とにかく仕掛けだったり最後をフィニッシュで終わるという部分を意識していました」とコメント。森保監督からは「『点を取って逆転してこい』と言われていました」と指示を受けていたことを明かした。 海外メディアは、日本代表の選手層の厚さに驚いている。アメリカメディア『ESPN』は10月16日、アジアサッカーに精通しているガブリエル・タン記者のコラムを掲載。同記者は「ナカムラの素晴らしいパフォーマンスによって、高い強度を誇るオーストラリアの守備が切り崩された」と指摘し、「結果的に彼の起用が同点ゴールを生んだ」と、MF三笘薫(ブライトン / イングランド)と中村を同時起用した森保采配を評価した。