<ダーウィン事変>テレビアニメのビジュアル公開 日常に潜む不穏さ 「ジョジョの奇妙な冒険」津田尚克が監督 ベルノックスフィルムズ制作
「マンガ大賞2022」で大賞に選ばれたことも話題のうめざわしゅんさんのマンガが原作のテレビアニメ「ダーウィン事変」のティザービジュアルが公開された。「ヒトとヒト以外の出会いが、日常(せかい)を変える」というキャッチコピーと共に、チャーリーとルーシーの日常の中に潜む不穏さを表現したビジュアルとなっている。 【写真特集】話題作「ダーウィン事変」新情報解禁 “ヒューマンジー”とは?
メインスタッフも発表され、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズにディレクター、総監督として参加してきた津田尚克さんが監督を務めることが分かった。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の「破」「Q」で副監督を務めた中山勝一さんがシリーズディレクター、友岡新平さんがキャラクターデザインを担当する。KADOKAWAのアニメ制作スタジオ・ベルノックスフィルムズが制作する。
津田監督は「ボーイミーツガールであるという事、モチーフとしている内容がとてもセンシティブであるという事を重要視して制作しています。この作品を視聴した人が、日々を過ごす中で、何かを考えるためのフックとなりうるといいな、という思いがあります。ヒューマンジーの少年と、多感な少女の出会いに、それを取り巻く大人たちのもろもろ、楽しみにしていただけますと幸いです」とコメントを寄せている。
「ダーウィン事変」は、2020年から「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中。ヒトとチンパンジーの間に生まれた“ヒューマンジー”のチャーリーがテロ、炎上、差別といった“ヒト”が抱える問題に向き合うことになる。
シリーズ累計発行部数は160万部以上。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の第10位、「第25回文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞、「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2022」の第2位に選ばれるなど各マンガ賞を総なめした。フランス第50回アングレーム国際漫画祭で実施された「BDGest‘Arts」のアジアセクションにも選ばれ、日本のみならず海外でも人気を集めている。