ロシア、東部激戦地制圧と発表 ウクライナ支援拡大訴え
【モスクワ、キーウ共同】ロシア国防省は3日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地ウグレダルを制圧したと発表した。攻勢を強めるロシアは目標とする州全域制圧へ弾みを付ける。ウクライナ軍はロシアの侵攻開始以来、防衛拠点としてきたが、2日に部隊撤退を許可したと発表していた。 ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ウグレダルを巡り「十分な武器がなければロシアを止められない」と強調。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長との共同記者会見で、武器支援拡大を訴えた。 ロシアのプーチン政権寄りのメディア、マッシュは3日、ウクライナの越境攻撃を受けるロシア西部クルスク州のクルスク原発周辺に、ミサイルと無人機による攻撃があったと報じた。